TRUE BLUE 501

デニムの経年変化を記録するブログ

Levi's 00501-0000 SHRINK-TO-FIT 色落ちレポート 穿き込み1か月

リーバイス 501 米国流通モデルを2022年1月1日から穿き始めてから1か月が経過した。これから定期的にジーンズの色落ちをレポートしていこうと思う。

Levi's 00501-0000 STF 色落ちレポート1か月

Levi's 00501-0000 SHRINK-TO-FIT 穿き込み1か月

 

前回の記事(糊落とし編)

 

trueblue501.hatenablog.com

 

1か月が経過

元旦からLevi's 00501-0000 SHRINK-TO-FITを穿き始めた。最初の数日は糊付きのリジッドのまま数日穿いてみた。元日に糊を落とす気にならなかったからだ。正月明けくらいに糊落としの儀をおこなった。糊を落としてジーンズを縮ませるだけなのになぜワクワクしてしまうのだろうか。童心に返ったようである。映画「さらば青春の光ごっこをしたくなったが、寒いのでやらなかった。ノンウォッシュのデニムパンツを穿いてバスタブに入り、縮ませるのに憧れるが、これまで一度もやったことがない。やる必要もないのだが。

オリジナルの501は気分が上がる。ヴィンテージでも復刻でもないけれど。

 

穿き込みといっても特別なことはしていない。ただ穿くだけである。一応、セカンドウォッシュまではなるべく汚れないように気を使っている程度だ。そして汚れたら洗濯をする。それの繰り返しになる。1か月程度では大きな変化は見られない。いや、1年後もたいして変わっていないかもしれない。色落ちの目指すところはヒゲが少しは入っているジーンズにしたいのでセカンドウォッシュまでにシワを定着させたいところ。古着で見かける501米国流通はメリハリのない色落ちがほとんどなのでヒゲをビシッとつけるのは難しいだろう。ヒゲが綺麗に入っている501レギュラーは少数派なのだ。一方、メリハリのついた色落ちよりもアイアスブルーの色にさせるのには最適かもしれない。その難易度の高さに挑戦するのもUSラインの501 SHRINK-TO-FITを選んだ理由である。

では、1か月穿いた501を見ていこう。

全体(前面)

1か月の着用ではほとんど変化はない。ファーストウォッシュ後のシワシワの状態から体の形に添って生地が伸びている。強烈についてしまったイナズマはそのまま残っていて、光の印影でヒゲがついているようにも見えるが、まだまだ定着している感じはない。コインランドリーのガス乾燥機は使用していないから、完全には縮んでいないかもしれない。若干サイズがきつい。穿き伸びするだろうから少しきつめくらいでも穿き続けていくうちに緩んでくると思う。ただし、セカンドウォッシュでさらに縮んで穿けなくなる恐れもなきにしもあらず。もう1度水通しをするという方法もあるが面倒なので、このまま穿いていく。レングスは32インチだが、30インチでもよかったかもしれない。赤耳はないけれど気にせずロールアップする。ロックミシンの糸の色が紺色なのはロールアップ時を意識して選んでいるのではないだろうか。昔の白や金茶よりもロールアップしても目立たない。

全体(背面)

ハチノスと呼ばれるアタリはあまり重視していない。そもそも私が穿いた場合、ハチノスはうっすらとしかできないのである。背面もシワシワだった糊を落とした後と比べると生地が伸びて皺が目立たなくなっている。裾のあたりについてしまったイナズマは健在だ。

腰回り(前面)

シワはついているが、ヒゲができるほどは定着していない。この状態でウォッシュしたらのっぺりブルー一直線であろう。ヒゲやタテ落ちがすべてではないし、この生地ではタテ落ちしないだろうが。

 

腰回り(背面)

紙パッチの右端に付いているティアオフタグというものがある。切り取るか、切り取らずにそのままにしておくかは好みでいいだろう。私は切り取らない派である。大抵穿き込んでいくと勝手にちぎれてなくなってしまうのだ。パッチごと破れるかもしれないがそれもまたいいではないか。ヒップは座っていることが多いから色落ちが進みやすい。

 

まとめ

SHRINK-TO-FITと呼ばれているように、洗濯をして生地を縮め(シュリンク)、穿いて体の形になじませ(フィット)、また洗って縮めての繰り返しにより501は自分に馴染んでいく。

 

では、洗濯の頻度はどれくらいがいいのだろうか。これはジーンズを穿く人によってさまざまな解釈があるだろう。しっかりとヒゲやハチノスと呼ばれるアタリをつけたいなら、長期間洗わずにシワを定着させてから洗う。人によってはセカンドウォッシュまで1年、2年洗わないなんて方もいるが、私には無理。根性穿きといわれている穿き方である。なぜ、たかがジーパンを穿くだけなのに根性がいるのかというと、同じ服を長期間洗濯せずに穿き続けるなんて苦行だからだ。そして洗濯をあまりしないと生地が傷みやすくなってしまう。だから汚れたら洗濯をしたほうがいい。私の経験上、一般的な日本のレプリカジーンズであれば、旧式の力織機で織ったザラ感、ムラ感のある生地を使っているので3か月も穿けばシワはそれなりに定着する。その後は、定期的に洗っていけばいい色落ちのジーンズが出来上がる。

 

ただ、この501 米国流通モデルはもともと色が青く、数回の洗濯で色がかなり落ちそうなので、相当穿き込まないとバキバキの色落ちにはならないだろう。むしろバキバキの色落ちにするのは至難の業ではないだろうか。なので、あっさりとした色落ちになるのではと予測している。何の変哲もないジーンズであるが501はやはりいいなと改めて思った。

 

次回、穿き込み2か月

 

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