TRUE BLUE 501

デニムの経年変化を記録するブログ

Levi's 501 レギュラー 米国流通 USライン 00501-0000 糊落とし編

Levi's 501 米国流通モデルをファーストウォッシュします。どれくらい縮んだのかレビューをお届けします。

 

前回の記事

 

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糊落としの方法について

過去に私が穿いてきたリジッドジーンズの糊落としの方法は以下になります。

  1. バスタブで40度程度のぬるま湯に40~60分くらいつける
  2. 洗濯機ですすぎと脱水
  3. コインランドリーのガス乾燥機 or 天日干し

 

一般的な糊落とし方法かと思います。今回はこれまでと違ってかなり適当にやってしまいました。

  1. バケツで40度程度のぬるま湯に20分くらいつける
  2. 洗濯機ですすぎと脱水
  3. 天日干し (ガス乾燥機で縮みすぎると穿けなくなる恐れがあったため)

 

 

Levi's501の糊落とし

ジーンズが浮いてこないように水を入れたペットボトルを上に置いています。

 

リーバイス501 STF ファーストウォッシュ後の水の色

20分ほど付けた後の水の色です。

 

糊の色なのか真っ黒になりました。黒豆の煮汁ではありません。インディゴの色だと黄色い色が出てきますね。

 

完全に糊を落とすというよりは、お湯に糊を溶かし、生地を水通しして縮め、再度溶けた糊を付着させるイメージです。

 

本当はもう少しぬるま湯につける時間をとったほうがよかったかもしれませんが、コーヒータイムを終えて早く洗いたくなってしまったので、洗濯機ですすぎと脱水を行いました。脱水の時間は短めにすべきだったかもしれません。(後述)脱水を終えて、洗濯機から取り出した段階で明らかに一回りサイズが小さくなっているのがわかりました。アウトサイドシームの脇割が開いていることを確認し、しわを伸ばして天日干ししました。

天日干し後の写真です。

 

 

パリパリに乾きました。脱水がきつすぎたのか、しっかり伸ばさずに干してしまったのかいろんなところにイナズマができてしまいました。特に左腿に2本強烈に稲妻が走っています。適当に糊を落とした結果がこのざまです。スチームアイロンでも取れないくらいに強烈です。たかがジーパンですからね。気にせず穿いていきましょう。

 

糊落とし(ファーストウォッシュ)後のサイズ

では、現行501 米国流通モデルはファーストウォッシュでどれくらい縮んだでしょうか。洗い前と洗い後の数値を比較してみしょう。

 

表記サイズはW30 L32

平置きで計測しています。

 

  リジッド(未洗い) 糊落とし後   
エス 38.5 cm 37 cm
レングス 80 cm 74.5 cm
前股上 30 cm 28.5 cm
後股上 38 cm 35 cm
ワタリ幅 29 cm 28 cm
ヒップ 51.5 cm 51 cm
スソ幅 20.5 cm 20 cm
総丈 未計測  

上記の表のように縮みました。ガス乾燥機は使用していないので、もう少し縮むかもしれません。レングスの縮みは2インチ(1インチ=約2.54センチメートル)くらいですね。総丈は計測するのを忘れていました。うっかりしました。

 

事前に調べていた通り、ウエストで1インチ、レングス2インチの縮みですね。レングス3インチの縮みとするとあと2.5cmくらい縮むことになりますが、果たしてセカンドウォッシュでどれほど縮むでしょうか。次に洗濯をしたときにまた報告します。

 

糊落とし前と糊落とし後の色合いの変化

 

現行501 米国流通モデルの洗濯前と洗濯後の色合いの変化を見てみましょう。

 

リーバイス501STF糊落とし

Levi's501 STF 糊落とし後の色の変化

あきらかに青くなっているのがわかりますね。糊を落とすと青々とするのは過去に穿いたことのある90年代、00年代前半ごろのUSA製501レギュラーと変わっていませんね。14オンスと12.5オンスなので生地の厚さはべつものですけど。生地はムラ感もザラ感もありません。革新織機で織った生地ですね。

毛羽立ちは皆無です。これは2002年までの米国製ではぶわっと毛羽立ち、左足がねじれていたのとは全く違います。事前に得ていた情報通り、この501 米国流通モデルは右足のアウトサイドシームが正面にねじれています。左綾ジーンズではなく、右綾です。おそらくそういう作りにしているのでしょう。

 

穿き込み方針

適当に穿いて、適当に洗濯していきます。ヒゲはつけたいけれど、生地の特性上むずかしそうな気もします。少しはヒゲやアタリがつくように穿いていくつもりですが。ここ数年のジーンズの色落ちを掲載しているウェブページをみると糊付けをしている方を多く拝見します。しかし、私は糊付けしません。理由は、糊付けしたジーンズの色落ちで自分好みの色落ちを見たことがないというのと、20年前にレギュラー501で糊付けも含め、いろいろ試行錯誤した結果、糊付けする必要がないという結論に至ったからです。

古着などのコシのない生地に糊をつけるのはありかもしれませんが、新品のジーンズでは必要ないと私は思います。特に生地にザラ感、ムラ感のあるレプリカジーンズ系は糊付けしなくてもシワが定着しやすいです。皆さん好みはそれぞれあると思いますので、好きに穿いたらいいんですよ。

 

そんなわけで、何の変哲もないリーバイス 501の経年変化(経年劣化?)という名の色落ちレポートをしていこうと思います。

 

 

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